児童養護施設等に暮らす
高校生や
卒園後の
若者と仕事・社会を繋ぐ
しごとさとおやは、児童養護施設をはじめとした社会的養護の若者や学生が、施設をでた後も社会で安心して自立し活躍できるよう、その理解者を増やすと共に、職場見学や仕事体験などを通じて就労への定着を応援するプログラムです。
しごとさとおやで解決したい課題
社会的養護の若者における
早期離職や
再就職時の難しさ
児童養護施設等に暮らす中高校生や卒園後の若者は、早期離職や再就職が難しいといった課題を抱えています。児童養護施設をはじめ、社会的養護の元に暮らす子どもや卒園後の若者たちに直接関わってきた私たちは、以下の3つがその理由ではないかと感じています。
身近な相談者の不足
悩みを相談できる家族や信頼できる大人が身近にいない場合も多く「甘え」という思い込みから相談できず、抱え込みすぎてしまうケースも少なくありません。
帰れる実家が無い
急な離職時や緊急等にも「少し実家に帰ってやり直す」という選択肢が持てず、精神的にも非常に厳しい状況に追い込まれてしまう現状があります。
知識や経験の少なさ
原則18歳(高校卒業)で自立を迫られます。知識も経験も乏しい中で進路を決める必要に迫られ、ミスマッチが起きる現状があります。
この3つの理由から、児童養護施設をはじめとする社会的養護の元に暮らす中高校生及び卒園後の若者のサポートを主に活動しています。まずはこの若者たちを支えられる仕組みと環境をつくり広げていくことができれば、後々その仕組みを使ってサポートできる対象を広げていけるのではないかと考えています。
プログラム内容
社会的養護の若者に
仕事環境という
「さとおや」を提供する
しごとさとおやでは、社会的養護の元に暮らす(暮らした)若者がスムーズに社会にでて、仕事に定着することを目指しています。一方で、若者・企業双方の理解が進んでいない現状があります。そのため、徐々に若者と企業・社会との距離を近づけていけるよう、「職場見学」「体験活動」「就労・再就職相談活動」と活動を段階的におこなっています。
-
STEP 1
しごとを
しる会社見学
社会的養護の元に暮らす中高校生を主な対象に、本人の興味や適性に応じた職場見学を提供しています。
-
STEP 2
しごとが
わかる職場体験
社会的養護の元に暮らす中高校生を主な対象に、本人の興味や適性に応じた職業体験の機会を提供しています。
-
STEP 3
しごとを
する就労・定着相談
児童養護施設等を卒園した若者(29歳以下)を主な対象に、就労や再就職、仕事・社会への定着への相談を受け付けます。
直近の活動レポート
企業・団体の方へ
この活動には「さとおや企業」として、児童養護施設等に暮らす中高校生や卒園後の若者の職場見学や職場体験を受け入れてくださる協力企業・団体さまのご協力が不可欠です。
現在、子ども・若者たちの「職場見学」「職場体験」「雇用相談」を受け入れてくださる、地域の事業者様の登録を募集しております。もし少しでも事業に興味・ご関心をいただけましたら、ぜひ下記より詳細をご覧いただけますと幸いです。直接職員よりご説明ご案内させて頂いております。