社会的養護を巣立つ若者に対して
高校・大学への進学から
卒業までを支える
現在、この事業は終了しています。
カナエール福岡は認定NPO法人ブリッジフォースマイル様が主宰実施したプログラムです。スマイリーフラワーズは福岡での実行委員会の設立と運営を受託し、実施しました。
児童養護施設等を
退所する若者の
資金と意欲を支える
奨学金プログラム
カナエール福岡とは
カナエール福岡では、児童養護施設等を退所し進学する福岡の若者を支えるプログラムです。夢や進学への思いを語るスピーチコンテストの出場を条件に、返済不要の奨学金を給付します。また、120日間、スピーチコンテストに向けて3人の社会人ボランティアとのチームで取り組むことで、進学してからの「意欲」と「資金」の両面をサポートします。
若者の資金を支える
スピーチコンテスト出場を達成すると、奨学金の支給が始まります。奨学資金は、個人・企業からの寄付金や、コンテスト入場料などに支えられています。この原資をもとに、若者に一時金30万円や卒業までの奨学金、毎月3万円を給付しています。
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15人で1人を
支援たとえば「奨学金継続サポート(毎月2,000円の継続寄付)」に参加した場合、支援者15人で1人の奨学生をサポートします。
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3万円分の時間を
プレゼント月々の奨学金3万円は、アルバイト37.5時間分に相当します(時給800円の場合)。睡眠、勉強、友達との時間を削ってアルバイトに励む奨学生の資金面をサポートします。
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企業寄付や
サポートも支援に寄付をくださるスポンサー、技術的なバックアップをくださるパートナー、物品提供でくださるオフィシャル・サプライヤーなど様々なカタチでこの奨学金プログラムを支えていただいています。
若者の意欲を支える
児童養護施設を退所した若者は、たとえ奨学金を受けてもアルバイトで生活費を補うことが必要です。カナエール福岡は、学業・アルバイト・家事で時間に余裕のない彼らが、心の余裕を失わず生活していくために資金面だけでなく、意欲のサポートも必要だと考えています。
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自らの夢を
発信する機会の提供意欲をサポートするメインイベントがスピーチコンテストへの出場です。これらの活動を通して、自分を見つめ直しながら進学と夢への意欲を高めます。
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顔の見える関係で
応援コンテストの出場準備は、奨学生とボランティアがチームを組んで進めます。顔の見える関係で応援することが、カナエールの大きな特徴です。
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卒業までを
支える交流コンテスト終了後も交流会やSNSが奨学生を応援するコミュニティとなります。奨学金を継続的に寄付して下さる応援者は彼らにメッセージを送り続けることで、卒業までの長い期間を支えます。
活動実績
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参加した人数
24
人
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協賛いただいたパートナー
37
企業・団体
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奨学金給付金額
2400
万円
参加者の声
カナエール福岡に参加
人前で話すのがすごく苦手だったけど、「自分の夢」を話す練習を重ねるうちに、だんだん自分の気持ちを整理できるようになってきました。スピーチの本番では緊張したけど、会場の拍手や涙を見て、「自分のことを応援してくれる人がいる」と思えました。あの日の経験は、自分の大きな自信になっています。
| 18歳

カナエール福岡に参加
スピーチの練習や準備期間中、ずっと見守ってくれたメンターの存在が大きかったです。うまくいかない時も、あきらめそうになった時も、「大丈夫だから」と励ましてくれました。誰かが本気で自分を応援してくれるって、こんなに力になるんだって初めて知りました。今度は私も、誰かを応援できる人になりたいです。
| 19歳

カナエール福岡に参加
「どうせ私なんか」ってずっと思ってばかりだったけど、夢を言葉にして、挑戦して、実現できたことで、「自分にもできることがある」と思えるようになりました。環境のせいにしないで、自分の力で未来を選べることを教えてくれたことに、心から感謝しています。
| 20歳

カナエール福岡に参加
これまで自分の気持ちを言葉にするのが怖いと感じていました。でも、夢を語る準備を通して、少しずつ心の中の思いを出せるようになりました。本番では、話しながら泣いてしまったけど、終わった後にたくさんの人が「良かったよ」って言ってくれて、話すって、相手に届くだけじゃなくて、自分の心も救ってくれるんだと思いました。
| 18歳
