子どもら救う団体を カナエール・スピーチコン最優秀の男性
2014年7月10日 読売新聞(朝刊)
抜粋 児童養護施設 挫折超え ”卒業” 福祉の道へ熱い思い
抜粋 児童養護施設を”卒業”し、進学を目指す青年らが夢を語る「カナエール福岡スピーチコンテスト2014」が6日、福岡市・天神で開かれた。「傷つく大人を、子どもを救うための団体をつくりたい。それが私が生きている意味であり、使命だから」。男性は聴衆をまっすぐ見つめて語った。
抜粋 生後まもなく乳児院に預けられた。3歳で自宅に一時戻ったが、3人兄弟のうち自分だけが、両親に暴力を振るわれたり、家に置き去りにされたりした。小学校1年の時に母親が家出し、再び施設に入所。父親も15歳の時に他界した。「なんで俺だけがこんな目に…」。夢も生きていく意味も見失った。