夢語る君に奨学金
2013年6月6日 朝日新聞(朝刊)
抜粋 施設巣立つ子へ 福岡の有志準備 制度の名前は「カナエール福岡」。夢を「かなえる」と「エール(応援)」をかけ、東京のNPO法人が2年前に始めた。この取り組みを福岡にも広げようと、有志が動き出した。
抜粋 実行委員長は福岡市のNPO法人スマイリーフラワーズの代表、窪田広信さん(35)。さまざまな事情で家族と離れて施設で暮らす子どもたちは、18歳で退所して独立する。でも、経済的に厳しく、大学進学をあきらめたり、退学したりする人が多いという。「施設を出た若者と同世代との間には『希望格差』がある」
抜粋 書類審査をへて、来夏にスピーチ大会を開く。窪田さんは「奨学生の姿を見て、施設の子たちが『やりたいことに挑戦できるんだ』と思って欲しい。いろんな形での支援を募りたい」と話す。