
児童養護施設や里親家庭などで暮らした経験を持つ若者たちの、リアルな声を届ける“親を頼れない子ども若者と社会をつなぐ” 新たな試み。
本番組は、「親を頼れない子ども若者と社会をつなぐ」をテーマに、社会的養護下にある若者や、彼らを支える大人たちのリアルな声を届ける対談型ドキュメンタリー番組です。初回配信では、番組の共同制作団体である「ぱすれる」代表の中尾優太氏と、スマイリーフラワーズ代表の窪田広信が、この番組に込めた想いや視聴者に伝えたいことを赤裸々に語っています。
“架け橋(ぱすれる)”になる番組
日本には、親の病気や虐待、経済的困窮などにより家庭での養育が困難となった子どもたち、およそ4万2千人が児童養護施設や里親家庭などで暮らしています。しかし、その実態や課題は、まだまだ社会に十分に知られていないのが現状です。
スマイリーフラワーズではこれまで、社会的養護の元に暮らす子どもや若者を対象に、安心して社会に巣立つ後押しとして、自立に向けた様々なプログラムを提供してきました。本番組『ぱすれる』は、そうした活動の延長線上にある新たな挑戦で、動画を通じて、社会的養護の元に暮らす子どもや若者が何を感じて、どのような不安や希望を抱いているのか、またそこから社会へ巣立つ若者たちの可能性に光を当て、社会との“架け橋(ぱすれる)”となることを目指しています。
番組名『ぱすれる』に込めた思い
「ぱすれる」はフランス語の「passerelle」をひらがなで表記したもので、日本語で「架け橋」という意味。
共同制作団体である「ぱすれる」が、人々や物事を繋ぐ架け橋になりたい、という想いから、その名称を団体名として使用しており、今回の番組の主旨も同じ思いであることから、番組名も『ぱすれる』としました。
更には動画の撮影から編集までを【ぱすれる】の現役大学生や新卒メンバーがほぼ全てを担当し、思いのこもった素敵な動画を作ってくれています。社会的養護という言葉を、もっと身近に、もっとリアルに感じていただき、若者たちの応援者になってくださる方を増やしていける番組作りを進めて参ります。
今後の展望
近日公開予定の第2回配信では、共同制作者である「ぱすれる」代表の中尾優太氏が、なぜ児童養護施設で暮らすことになったのか、また児童相談所に保護された当日の話など、そのリアルな体験について赤裸々に語ります。
また今後も施設や里親家庭などで暮らした経験のある若者たちのリアルな声や、現場で奮闘する支援団体や活動者たちの声も紹介していく予定です。ぜひ沢山の方にご覧いただけると嬉しいです。
■親を頼れない若者と社会を繋ぐYouTube番組「ぱすれる」