
Day 1 (7/31): 出発〜セブ島到着
ついに出発の日!
福岡空港国際線ターミナルに高校生5人が集合しました。今回の参加者のほとんどは初めての海外渡航🌏中には、生まれて初めて飛行機に乗るというドキドキのメンバーもいました🤩
お見送りに来てくれた保護者の方々と記念写真を撮り、「行ってきます!」の声とともに出発ゲートへ。経由地の韓国の空港はとても広く、みんなで次の搭乗ゲートを確認しながら移動しました。
フィリピン・セブの空港に到着したのは午後11時半すぎ🌛入国審査の列に30分ほど並び、ようやく荷物を受け取って到着ロビーへ。深夜にもかかわらず、空気はもわっと蒸し暑く、南国に来たことを実感しました🌴
空港からホテルまでの道は、日本よりも街灯が少なく、街の様子はぼんやりとしか見えません。それでも初めての海外についた興奮で、眠気も吹き飛んでいました!
ホテルに着いたのは午前1時半ごろ。長い1日がようやく終わりました💤
Day 2 (8/1): 現地オリエンテーション〜街の散策
前夜遅くに到着したため、この日は少しゆっくりめの朝食スタート(午前9時)。午前中は日本円からフィリピンペソに両替するためショッピングモールへ向かいました💰💱
ランチのあと、滞在中お世話になる現地在住の日本人ガイドの方と合流し、スケジュールや安全面での注意点を聞きました📝その後はドキドキのマンツーマン英会話レッスン!
英会話レッスンをしてくれた子たちの中には、元ストリートチルドレンだったセブ在住の若者たちもいました。高校生たちは、スマホを使ったり、筆談しながら、なんとか1時間を英語だけで過ごしました🗣️初めは緊張していたメンバーも、英語でのコミュニケーションに慣れ、自信がついたようで、最後には笑顔が見られました😊
夕方からは、フィリピン最古と言われるサントニーニョ教会へ⛪️スペイン統治時代の面影が残る場所で、ちょうどミサが行われており、多くの人々が真剣に祈りを捧げていました。教会には、探検家マゼランがセブの王妃に贈ったとされる「サントニーニョ(幼きイエス像)」があり、信者にとって大切な存在です。ここでも、先ほど英会話レッスンを担当してくれた若者たちがガイドをしてくれました!
教会を出て徒歩5分🚶🚶次は市民の台所「カルボン・マーケット」へ。野菜、果物、肉、日用品まで何でもそろう活気あふれる市場です🍎🥒日本とは違う匂いや雰囲気に、高校生たちも驚いていました😳現地の人々と触れ合い、生活の一端を肌で感じられた一日でした。
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Day 3 (8/2): 水上スラム訪問・カランバ墓地訪問
いよいよ今日からボランティア活動がスタート!
この日と翌日の2日間で、全部で4カ所の子どもたちのもとを訪問します。
最初に向かったのは、街中から車で20分ほどの場所にある「水上スラム」。日本の高床式住居のような造りで、海岸沿いにたくさんの家が立ち並んでいました。木の板でできた細い通路は決して安定しておらず、足元を気にしながら一歩ずつ慎重に進みました👣ドキドキしながらも、自分の足でたどり着いたのはその地区の集会場(教会)⛪
ここでまず、この地域に暮らす人たちから話を聞きました🏠安定した仕事に就けていない人が多いこと、子どもたちの中には学校に通えていない子もいることなど、現状を知ることができました。
その後、3歳から18歳くらいまでの子どもたちが40人ほど集まり、歌とダンスを披露してくれました♪高校生たちも見よう見まねで一緒に踊りました。中には日本語の歌も混じっていて、思わず笑顔がこぼれました☺☺ダンスの後は、けん玉や折り紙を一緒に楽しみました✌('ω'✌ )少し教えただけで、けん玉をすぐにマスターする子も👦 最後には、ノートやボールペン、シールなどの文房具をプレゼントして、笑顔で会場をあとにしました👧👦。
午後は「カランバ墓地」へ。ここには墓地やその周辺に暮らすストリートチルドレンが集まっていました。到着すると、子どもたちが駆け寄ってきて手をつなぎ、笑顔で案内してくれました☺ここでも歌とダンスの披露があり、西日の中、ボール運びゲームや折り紙、絵描きなどで一緒に遊びました🎨
カランバ墓地は日本の墓地とはまったく異なります。火葬ではなく棺ごと安置し、数年経って骨だけになったあと、小さな箱に移すのだと教えてもらいました。
この日は同じ街にあるもう1つのスラムも訪問し、子どもたちと交流しました。どの場所でも、厳しい環境に暮らしながらも、子どもたちの笑顔は本当にキラキラと輝いていたことが印象的でした✨

Day 4 (8/3): 現地NGOのイベント参加・山村スラムへの訪問
ボランティア活動2日目💪
午前中は、現地NGOが支援する貧困家庭の子どもたちが集まるイベントに参加しました。歌と踊りで迎えてくれたあと、子どもたち一人ひとりが自己紹介をしてくれます。中には、日本語で自己紹介してくれる子も👏
高校生たちは10歳以下の子どもたちと一緒に遊び、かるたを使って簡単な日本語を教えました。子どもたちは覚えるのがとても早くて、参加者もびっくり😲クイズゲームやじゃんけんゲームでも大盛り上がりで、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました✌✊✋
午後は、山間にあるスラム地区へ。ここは、もともと街中のスラムに暮らしていた人々が都市計画で移転させられた場所だと、ガイドさんが教えてくれました。まずは家庭訪問を行い、そこで出会った女性から生活の大変さについてインタビューしました。一番の課題は水の確保。蛇口から水が出るわけではなく、片道30分かけて水を汲みに行く必要があるそうです💧また、雨水をためて使うこともあるとのことでした☔
家庭訪問のあとは、子どもたちが遊ぶ広場へ🏀バスケットボールやフリスビーで一緒に遊び、ピーナッツバターサンドイッチも準備して子どもたちに手渡しました。
この日ですべてのボランティア活動が終了!どの場所の子どもたちも、とてもフレンドリーで笑顔いっぱいに迎えてくれました☺元気とたくましさに溢れる子どもたちから、私たちの方がたくさんのエネルギーをもらったように感じます💑
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Day 5~6 (8/4~8/5):最終日~帰国
ボランティア活動を終えた翌日の最終日は、少しリラックスできる1日。午前中はお土産を買いに出かけました。色鮮やかな雑貨や南国ならではのスイーツなど、それぞれが家族や友達の顔を思い浮かべながら選びます🎁
午後は、セブならではのビーチへ。残念ながら遊泳エリアは防波堤で囲まれていて、あまり水はクリアではありませんでしたが、防波堤の向うはエメラルドグリーンの海が広がり、とても澄み渡っていました。
ビーチホテルで最後の夕食を食べた後は、一旦ホテルへ戻って荷物をまとめ、そのまま空港へ✈
日付が変わった午前1時ごろ、セブの空港を出発。経由地を経て、日本に到着したのは夜でした。長時間の移動でしたが、心の中には6日間のたくさんの思い出が詰まっています。
異国で過ごした時間、出会った笑顔、学んだことや感じたことは、これから先もきっと一人ひとりの力になっていくはずです。
帰国後研修(8月中旬)
フィリピンから帰国して10日ほど経った週末、久しぶりにみんなで集まりました☺☺
今回の帰国後研修の目的は大きく2つ:①現地での経験を振り返ること、そして、②9月の体験発表に向けた準備です。
まずは「五感」を使った振り返りワーク👀👂😋
フィリピンで一番印象に残っている「見たもの」「聞いたこと・聴こえた音」「匂い」「食べたもの」「感じたこと」をそれぞれ書き出してからシェアしました。
「そうそう!」「あったね、そんなこと!」と笑い声があふれ、思い出話に花が咲きました🌸🌻
次は「1分間ストーリーテリング」🎤
テーマは【フィリピンに到着した時】🛬それぞれの視点で物語を書き、発表しました🗣️同じ場面でも、感じたことや見えた景色は人によって全く違っていて、とても新鮮でした✨
休憩をはさんだ後は、いよいよ体験発表の準備へ。
まず去年の発表映像を見てイメージを膨らませ、その後、自分たちがどんなふうに伝えたいかをディスカッションしました
📝発表本番の9月23日までは、あと約40日。
「フィリピンで学んだことや感じたことをしっかり伝えよう!」とみんなで誓い合い、この日の研修を締めくくりました。
9/23開催!『スマフラここからフェス2025』

9月23日に開催される『スマフラここからフェス2025』内で、フィリピン・セブ島で体験したこと・感じたことを、高校生が発表します🗣️🎤お時間がある方、ぜひご来場ください✨
イベントの詳しい情報やお申し込みは、こちらのイベントページで確認できます😊
🌸現地受入れと事業助成のお礼について🌸
今回の海外体験ステップパスポート2025のプログラム実施に置きましては、まず初めに「ロート子どもの夢基金」の助成をいただいて実施することができました。採択及びご対応をいただきました助成事務局の皆様へ、心よりお礼申し上げます。
続きまして、今回の渡航先となったフィリピン・セブ島での現地研修は、CECジャパンネットワーク様の多大なご協力によって実現することができました。長期間に亘って現地の貧困と子どもたちに寄り添い、真摯に取り組みを行ってこられたことで、観光では決して立ち入ることのない、様々な場所で活動させて頂くことができました。本当にありがとうございました。
そして最後に、当法人の活動をいつも支えてくださっている多くの皆様へ、本当に、皆さまのおかげでユースたちへ様々な体験と未来への機会を提供できています。心より感謝申し上げます。これからもそのご期待を裏切ることなく、ユースたちに寄り添った活動に努めて参ります!
2025年8月20日
NPO法人国際教育支援機構スマイリーフラーズ
代表理事 窪田広信