活動レポート I ワンステップセミナー25春卒向け（第3回・一人暮らしの始め方）

「若者・学生が将来へ希望をもって自立できる」ように、一人暮らしや社会にこれから一歩踏み出す若者・学生を対象にした、市民サポーターと一緒に学ぶことができるプログラム、「ワンステップセミナー」✍️今年度は計6回実施される予定です。

そして今回、2024年9月に行われた3回目のワンステップセミナーは、高校生12名、サポーター9名、事務局スタッフ4名の総勢25名が参加した「一人暮らしの始め方」。今回は、その様子をレポートします↓

2ヶ月ぶりに集まったので、少し緊張している様子の高校生も。アイスブレイクでは、「自己紹介ビンゴ」をしながら、今日一緒にワークをする高校生やサポーターさんのことをもっと知ることができました。

アイスブレイクで和んだところで、メインテーマに入る前に、高校生には『今と1年後の違い』について、ワークシートを使いながら考えてもらい、各テーブルでシェアしました。今日のテーマである住む場所が変わることはもちろん、「家事は全部自分でしないと」「園も出るし、新しい学校に通い始めるから友だちが変わる」など、あらためて気づくことができました☺︎

今回のセミナーのメインのワーク1つ目は、実際にスマホやタブレットを使って物件探しを体験してもらうこと📱実際に探し始める前に、物件探しのポイントを聞き、用語やその意味などを知ってもらいました✅すでに、物件探しをしたことがある高校生たちも、「ここもチェックしないといけないんだ〜」と新たな気づきがあったようです💡

物件探しのポイントを学んだあとは、いよいよ物件探し🏠それぞれが、「この条件は外せない」「これってどうしようかな」と悩みながら、条件を絞って検索をかけて物件を閲覧していました。高校生によっては、選んだ条件だと検索件数がとても少なく、「どの条件を外そう」とまた悩んだり…物件紹介サイトでは、写真を見るだけでなく、条件もしっかりチェックする必要があると分かったワークでした✨

物件探しを体験したあとは、その中で気になったものを一つ選んでもらい、初期費用の計算をしてみました🧮 最初は2ヶ月分の家賃を払わないといけないこと、敷金・礼金があること、仲介してくれた不動産屋にも手数料がかかること、鍵の交換費用など、色々な費用がかかることを学びました💰そして、いよいよ、選んだ物件を使って、初期費用を計算してみました！ほとんどの高校生が『こんなにかかるの！？』と驚いていました😳

一人暮らしの初期費用は、部屋を借りる時の契約以外にもかかります。続いて行った計算ワークは、生活必需品の購入🛌🪑🛋️ワークシートをみながら、「これは欲しい」「これはなくても大丈夫かな？」など、新しい部屋で生活するために必要なものを選び、購入費を計算しました。この総額と、賃貸契約にかかる費用を足し、一人暮らしを始めるために必要な予算の総額が出ました💰

全部の計算が終わったあとは、『一人暮らし始めるのってお金がかかる！』『バイトを頑張らないと！』といった反応がありました！

セミナーの最後に、施設退所後に起こりうるトラブルについてのお話がありました🌀主に、①一人暮らしでのトラブル、②防犯意識、③18歳成人について、サポーターさんからもプレゼンがありました。一人暮らしを始めることで、自由に過ごすことができる反面、近隣の人と騒音などのトラブルも起こること、迷惑行為が多くなると大家さんから追い出されてしまうかもしれない、ことを学びました📝また、防犯意識では、どんなに近くに行くときでも鍵を閉めることや（女性は特に）夜道を一人で歩くのは避ける、など具体的な防犯対策が紹介されました🙆最後に、18歳になると色々な契約ができる（賃貸契約も含む）ことを確認しました✅

家探しが楽しくて、卒院後が楽しみになった。それと同じくらい不安になった。

書いてあることいがいにもお金を取られることがびっくりしました。

一人で暮らすということは危険ととなりあわせになるんだなと思った。

シミュレーションワークをしながら学んだ、今回のワンステップセミナー📝参加した高校生は、一人暮らしは「自己判断・自己責任」の連続になるということを、少し実感できたと思います🍀高校生の中には、一人暮らしを楽しみにしている子もいれば、不安に思っている子もいます。スマイリーフラワーズは、これから独り立ちしていくみなさんに寄り添っていけるような活動をしていきたいと思っています🌼